ピアノ教室講師、劇版作曲家、ピアニストそして調律師の肩書を持つ前山宏彰さんのために名刺をデザインした。「ピアノを演奏する」という楽しさの裾野を広げようと日々邁進しておられる。茶目っけたっぷりな一面からは想像できないほどの音楽への情熱は計り知れない。その姿勢は教室で学ぶ子供達が成果を発表する場を「コンサート」と呼んでいることに表れている。上達したかどうかよりも素直に曲を楽しんで聴いてもらいたい想いが込められている。そんな彼をひとつのマークで表現できないだろうかとずっと考えていた。