ピアニストのための名刺 3

肩書きがたくさんあるので名刺は2種類に分けたほうが明快だと思うと提案した。演奏の楽しさを広める顔とアーティストでありピアノ専門家としての顔。肩書きは違えどどちらも同じ姿勢で挑んでいるのでマークが共通していることが重要だった。少しシリアスになりがちなアーティストとしての名刺の肩書きには前山さんがウケている顔を想像しながら「そして」と入れた。

長年プロダクトデザイン一筋だった私にあえてグラフィックデザインを依頼してくれた彼のおかげで別の角度から物事が見えるようになった気がする。

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