小さな家の木彫 2

小さな家の木彫はどこにでもある。地方のお土産屋に置いてあったりする。大きさとか角の丸みとか窓の形とか微妙な違いで世界中に色々ある。別々の御宅に贈るものだったので2種類彫った。ひとつ目は世田谷にありそうな屋根の傾斜で、もう一方は京都の町屋のような屋根の傾斜。だいぶ後になって調べたら、京都市内の屋根は景観を守るためにかなり浅めの傾斜角制限があることを知った。家が密集する世田谷区は日照権の制約からなのか京都町屋より角度がついた屋根が多い印象だ。適当に街の印象だけで彫っていたのだが、思わず地域毎の街の景観は屋根で決まっているのかもと考える。

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